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2020年アニメ

神之塔-Tower of God-の魅力を伝える!

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©Tower of God Animation Partners

2020年に放送されたTVアニメ「神之塔-Tower of God-」を予備知識無しの完全初見の状態で視聴したので感想などを言っていきたいと思います。私はアニメのみの視聴なので、原作についての知識は皆無です。アニメから得られる情報に基づいて魅力を伝えていくので、その点に関してはご了承ください。この記事は一部ネタバレを含む内容となっておりますのでまだ本編を視聴していない方はご注意ください。それでは参ります。

・全体像

第一話 BALL
©Tower of God Animation Partners

このアニメは全部で13話ある。タイトルにもあるようにとある「塔」が舞台となっており、ここで課される試験を突破していって合格することで塔の上の階へと登ることができるのだ。
「塔を登れば、すべてが手に入る。塔の頂上にはこの世のすべてがあり、この世界を手に入れる……神になれる。」
そう教えられ、自身の願いを叶えるためだったり、望みを実現させるためだったりとさまざまな理由で多くのキャラクターたちは試験に参加することになる。また、この試験の参加者は基本「選別者」と呼ばれており、主人公は塔の外側からやって来たよそ者としてこの試験に参加しているので「非選別者」という扱いである。細かい情報は省略するが、非選別者は簡単に言うとこの世界においては塔のルールや掟から逸れている異例の存在なのである。

・個性的で憎めないキャラが多くて見ていて楽しい!

第八話 クンの策略
©Tower of God Animation Partners

この塔で課される試験はとても過酷で、死と隣り合わせで試験を突破しなければならないことが大前提である。第2の試験(400人のうち生き残った200人が試験合格)のように殺し合いまで要求する試験もある。アニメ本編でも実際に命を落とす参加者はかなりいる。試験参加者はその覚悟をもって参加しているのでたとえ殺し合いになったとしても、情けをかけてはいけないし、かける必要もないのだ。
アニメの展開次第では生きるか死ぬかの緊迫した状況の中で苦しみながら格闘する登場人物たちが出てきても不思議じゃないのだ。しかし、このアニメは不思議と敵同士であるはずのキャラたちが思いの外、仲良くやり取りしているシーンが多く、見ていてほっこりするのだ。もちろん自身の置かれている状況に、もがき苦しむキャラクターもいたりもするし、もめごとなども起きたりもするからいつも仲良しであるというわけではないのだ。落ち着いている人、おちゃめな人、登場シーンの8割ぐらい睡眠時間の人、ムードメーカーな人、振り回す人、振り回される人など本当に様々なキャラクターが登場する。

公式サイトより
©Tower of God Animation Partners

右の画像は公式サイトのキャラクター紹介の項目なのだが、ご覧の通り紹介されているキャラが多い。しかし、全話視聴を終えた後でもそれぞれの人物の特徴を覚えられないなんてことにはならなかった。制作陣の腕の見せ所はこういったところでも垣間見えるのだ。制作陣の登場人物の魅せ方が巧みであるというふうに言い換えることもできるだろう。

※このキャラ紹介の項目にセレナ・リネンさんがいないことが不服なのだが、そう感じるのは私だけですかね…。彼女は登場するシーンが結構ありますし割と重要な人物だと思うんですが…。

・例:夜(よる)、クン、ラーク

第一話 BALL
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本当はアニメを視聴してない人に向けてメインキャラクター全員の魅力を伝えたいのだが、全員紹介してもおそらくキャラが多くて文字情報だけでは理解してもらえない可能性がある。紹介したいキャラが15人ぐらいいるのだ。いきなりそんなに多くのキャラの名前とか出されても困惑するでしょうから、一例として3名を取り上げよう。
画像の3名は第2の試験で敵同士でありながら、試験のルールにより一度仲間になることを要求され、手を組むことになる。
は正当防衛に近い形で相手を攻撃することはあるが、基本的に誰かを殺したりはしない。この塔のことについてはほとんど把握しておらずわからないことが多い状態でこの場にいる。彼は過去に出会ったラヘルという女性ともう一度会うことを目的とし、塔へ登る決意をする。疑うことを知らず誰かを傷つけるようなことはしないただただ純粋で素直な男性という印象だ。
クンは水色の髪をした極めて冷静な人物である。その場その場の状況の分析力にて長けていて自身のチームをうまく引っ張って行ってくれるが、強くて面白い人を探しており、何かに支配される側の者に対して嫌悪感を抱いているようである。
ラークは画像の左のワニの容姿をしたキャラクターだ。強い奴と戦うことしか頭になく、それ以外のことについてはあまり考えていない頑固な性格である。クンからもらったチョコバーに味を占めており、暇さえあればチョコバーをほおばっている。
この3人ですらすでに話がかみ合わなさそうなのだ。初見時には「性格が違いすぎるし、もめごとに発展しそうだし、すぐに裏切ったりしそうだなぁ…。」と思わずにはいられなかった。
しかし、すぐに誰かと戦いたがり落ち着きのないラークをうまく言いくるめたり、ラークの好きなチョコバーをたくさん与えたりして、そんな彼らのノリにも素直についていく夜もいて、見ている私としては彼らに対して不思議と嫌悪感を感じず、むしろ愛着すら沸いてくるのだ。また、第3話において「制限時間10分内に12枚の扉の中から正解の扉を開ける」という試験が課せられるのだが、ヒントも特になく、クンは持ち前の分析力、洞察力で考えを練る。実はこの試験は5分以内にどの扉でもいいのでとりあえず開けてしまうというのが答えなのだ。つまり、考えたり分析したりせずときには何の躊躇いもなく扉を開けてしまうことができる人がいてこそ突破できる試験なのだ。ラークは先述した通り落ち着きのない性格であり本人曰く「考えることと注射が大っ嫌い!」らしいので、なんにも考えずに勘で適当に扉を開ける。こうして夜、クン、ラークのチームはこの試験に合格するのだ。つまり私が何を言いたいのかというと、一見話も噛み合わなさそうで、チームの連携とかとれなさそうなキャラ同士なのに、それぞれの欠点を補っていったりしてなんだかんだ試験を突破していく彼らに魅力を感じるということだ。

・友達集め

第六話 ポジション分け
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右の画像の右側に移っている男性「シビス」がある試験で「9名の友達を集めること。」というような試験を与えられるのだ。「変な試験だな。」と思う人もいるかもしれないが、この試験は決しておかしな試験ではないのだ。ここにいる試験の参加者は基本的に敵同士であり、本来ならば友達になんてなれないはずなのである。要するに、難関なテストだ。このアニメの面白いところは建前として仲良くしてる感じが決してせず、協力したり助け合ったりしている描写が多々存在することなのだ。「試験だから友達になってくれ!」って感じではなく、それぞれのキャラが楽しく会話したり食事したりしていて和むのです(^_^)

・みんなで食事

第十話 悲しみの先に
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最終回付近でも夜が、みんなで楽しく食事するような状態でいることを望んでいると読み取れるような発言がある。視聴者である私から見ても彼らの食堂でのやりとりは本当に見ていて謎の安心感がある。右の画像は第4の試験が終了し、お酒を飲んで楽しんでいる様子である。正直私としてはもっともっと食堂にいる彼らの様子を見ていたかったと思うばかりですね(^_^;)食堂だけでなく、夜が金欠状態のエンドロシに対して食べ物を持って行ってあげるシーンとか、アナクにチキンパイをあげるシーンとかも私は好きですね。OVAとかでそういったキャラ同士の掛け合いが含まれているシーンを是非描いてほしいですね、あれば私は買います!

・とはいえ、深刻な話も続く…

第八話 クンの策略
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何度も言っているが、ここに登場するキャラクターたちはライバル同士なのだ。そんな中セレナ(画像上)がホー(画像下)に対して「ちょっと好きになったあいつらのこと、躊躇なく殺せるのか自身がなくなった…。」とつぶやくシーンがある。詳しくは省略するが、第9話で一部他人の実力や才能に対して嫉妬したり裏切り行為に及んだりする者もでてくる。そもそも、仲良くしたり仲間になったりしている状態がおかしな状態なのであって、本来はそういった蹴落とし合いが起きる方がこの塔の試験においてはむしろ正常なのである。だから、裏切り行為に手を染めたから悪党であるとか、嫉妬したりしたからその人物が弱い奴だとか決めつけてしまうのは安直であり軽率である。他の試験参加者に情が移ってしまったセレナはもう塔に登ることができないと悟り、試験を辞退することになった。登場するキャラクターたちのいろんな過去や経験、そしていろんな思いがあってこその葛藤や衝突である。

・試験監督官たちの間でもなにやら対立が…。

第十二話 潜魚狩り(後編)
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レロ・ロー(画像左)とクォント(画像右)はこの塔の試験官側の人物である。レロ・ローはクォントのことを「試験官一の単細胞」とみなしており、第4の試験官を担当したときに不安がっていたりもしたのだが、クォントは任された試験の担当業務をしっかり遂行しているので、そこまで悪い印象は受けない。クォントは第4のテスト「鬼ごっこ」において「ランカー(簡単に言うと強者の総称)」の立場にあるため、力を制限されている状態で鬼を担当することになるのだが、力を制限されたとはいえそれでもかなり強いのだ。しかし、試験参加者を攻撃することはあっても絶命に至らせることは一切ない。原作がどうなのかわからないが、少なくともアニメ内ではそういった描写はなかった。既に力が制限されているから、本当は相手に情けをかける必要はないのである。「単細胞」とみなされているけれども、慈悲深い一面もあるのかなという印象を受ける。

第九話 片角の鬼
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試験監督官の中でも指揮権を有する総試験監督ユハン(画像の人物)のやり方に対してレロ・ローはどうやら不満に思うところがあるようだ。公式サイトのレロ・ローのキャラ紹介の記述によると「選別者が塔に登る資格があるかを判断する試験官の一人。試験官としては物腰が柔らかい。正義感が強く、公正である。選別試験のシステムに対して疑問を持っている。」とのことである。行う試験に対して公平性を重要視しており、余計な手を加えたりしているユハンに納得がいかないのだ。しかし、総試験監督であるからむやみに歯向かうこともできないため不本意ながらもテストを監督していく。試験監督の中でもレロ・ローが一番しっかりしていて温厚である。死者を弔ったりするシーンもあり、人間味のある人柄をしているという印象だ。

・みんなが出した最終目的

第十三話 神之塔
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この塔で試験参加者を苦しめているのはこの試験のルールそのものだとクンが発言する。彼らは決める、塔のすべてを変えると。言い換えれば革命だ。最終話はこの塔の試験制度自体を変えていこうという彼らの意志が強く感じられるシーンとなっている。また、試験監督官の中でも公平性を重視していたレロ・ローは試験監督を辞めて、クォントも辞めさせられた。レロ・ローは真実を求めて塔の上へと登る決意をする。彼もまたこの塔の試験を仕切っているユハンの思惑や目的を探るために、つまりこの塔の試験制度をより公正なものにし、変えていこうとする姿勢でいるようで、その意志を強く感じられるシーンとなっている。

・最後に

この記事はアニメ「神之塔」を視聴していない人に興味を持ってもらえるようにという思いを込めて書いているため、ここはネタバレしたらまずいなと思う重要な点に関してはネタバレしていない。本当はもっと伝えたいことがあるが、長くなりすぎても疲れてしまうでしょうから特に伝えたいことだけをピックアップしてブログを書きました。
明らかに続きがあるような終わり方をして最終回を迎えたので、第2期があるのであれば是非視聴したい。もし2期が放送されれば2期の内容も踏まえたうえでレビューや考察を行っていきたいと思っています(^_^)それでは今回はこれで終わります。

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